江戸指物の制作過程③ホゾ加工

接合箇所に合わせて、ふさわしいホゾを加工する作業。
さまざまなホゾの中から、部材のサイズと必要な強度に合わせて最適な方法を選択します。鑿(ノミ)や特殊な鉋(カンナ)など多種多様な道具を駆使し、部材と部材とが密着するよう精度の高い加工を施します。
江戸指物のホゾには、木の伸縮を見込んだ余地を作ると同時に反りを押さえる工夫がされています。
そこには、長年の伝統と精緻な技が込められているのです。